Beyond 5G新経営戦略センター
リーダーズフォーラム

We are
Beyond 5G
Next generation
Leaders

私たちは、2030年代のBeyond 5Gの豊かな世界を想像し、日本の優れた技術を核として、社会課題を解決し、世界をリードすることができる『宣言・提言(戦略)』を企業の枠を超え集まり、熱い思いを込めてつくりました。
私たちは、一人一人がつくった『宣言・提言』を実現できるよう、多様な仲間とつながり、Beyond 5G時代に向けて取り組んで行きます。

Our Mission

Beyond 5G 新経営戦略センターリーダーズフォーラムは、Beyond 5G社会に対して将来のリーダーを目指す我々が考える「あるべき姿」の具体化を行う取り組みです。検討のためにワークショップを開催し、国民に対するメッセージとして、2030年代のBeyond 5G の世界を念頭に『宣言・提言(戦略)』を取りまとめました。
次世代のリーダーとして、ワークショップで築いた広いネットワークを活用し、一企業にとどまらない活動の実施主体となることを目指します。

Beyond 5G新経営戦略センターからの期待

・政府におけるこれまでの政策議論や既存の規制にとらわれず、世界全体の中で日本の企業はどうあるべきかという高い目線を持って、組織や企業の垣根を越えて自由かつ大胆な発想でイマジネーションを広げた議論を期待しています。
・Beyond 5Gが実現する2030年代において、オープンマインドにイノベーティブなサービスを創出することで成長していく組織づくり、研究開発、事業、知財・標準化が有機的に連結した戦略的な組織づくりを牽引するリーダーとして活躍頂きたい。

We Create

A team

発表資料:

 A team発表資料
 A team発表資料(サマリ)

発表動画:

B team

発表資料:

 B team発表資料
 B team発表資料(サマリ)

発表動画:

Our Activity

『宣言・提言(戦略)』を作成すべく、2つのチームが2021年7月から2022年3月まで8ヶ月におよびワークショップを開催しています。
ワークショップは未来像を仮定し、そこから「バックキャスティング」することで必要な取り組みを精査していく方式を取り、次の流れで実施しました。

PhaseⅠ:203Xの世界と日本

まず2030年代、Beyond 5G時代の「あるべき姿」を想定する。
ここでは単純に未来はこうなるのではと予測するのではなく、このような未来を作りたいという意思、purposeベースの検討を行う。つまり、受動的に到来する未来ではなく、自らが「あるべき姿」として作り上げたい未来を想定する。

PhaseⅡ:ユースケース・サービス・社会実装(社会課題探求)

次に、その未来像を具体的なユースケースを検討することで詳細化する。
想定した未来像で実現されるサービスをユースケースとして仮定し具体化する。つぎに、実現に向けた課題を定義する。特定のユースケースでの課題分析(特化)を通じて、広く未来像において課題となるも共通課題を整理(汎化)する。特化と汎化の議論を繰り返すことで、解決すべき課題を明確にしてゆく。

PhaseⅢ:必要な技術・知財・標準化・人材育成

汎化された課題を念頭に、未来像の実現にどのような資源が必要となるか整理する。
技術や知財、標準化、人材育成といった形で、「必要なものは何か」を定義する。抽象的な未来像の空想から始まった議論を、特化・汎化による具体化を経て、実践的な戦略に落とし込む。

PhaseⅣ:宣言・提言(戦略)

最後に、『宣言・提言(戦略)』を完成すべく、改めてゼロから整理を行う。
ここまでロジカルに組み立ててきた議論に「魂」を込めていく。
体系的に整理されてきた内容を改めて見直し、本当に自分ごととして取り組みたいのか、自分が成したいことは何なのか、purposeや、ミッション、ビジョン、バリューと言った観点で思いを見つめ直す。提言に魂を込める。

Beyond5G新経営戦略センター 運営委員交流会

ワークショップの実施とあわせ、経営層のノウハウを取り込み、検討を更に深めるためBeyond 5G 新経営戦略センター運営委員との交流会を2回開催した。

2021 Beyond 5G Next generation leaders

未来の日本に対する熱い想いを持ち、多様なスキルで、デジタル社会に新しい価値を創出します。

A team

楽天モバイル株式会社
青柳健一郎

日本電気株式会社
新井智也

株式会社NTTドコモ
大渡裕介

KDDI株式会社
熊木健二

株式会社アプトポッド
坂元淳一

富士通株式会社
篠崎敦

日本電信電話株式会社
白神彰則

株式会社ビジョン・コンサルティング
高橋円

鹿児島県
田村多江子

ソフトバンク株式会社
長野哲也

三菱電機株式会社
長谷川史樹

株式会社日立製作所
藤原亮介

ソニーグループ株式会社
松永薫

203Xデジタルツインによるフェイズフリーの鍵は昭和。令和日本の技術/サービスと、昭和日本の伝統/文化の融合によるオールジャパンで、共に築きましょう! いざ世界へGo5Go! 青柳健一郎
日本を変えたいという強い気持ちを持った仲間たちと熱い議論ができたことに感謝! 新井智也
通信業界に閉じず様々な企業を跨って日本の将来像を議論できたのは有益な経験でした。 大渡裕介
会社の枠を超えて、皆様と将来の日本について議論できたことは、今後の糧になると思います。ありがとうございました! 熊木健二
日本の通信/IT業界のリーダーの皆様との企業の垣根を超えた活発な議論に参加させていただき、大変刺激的な活動を経験させていただきました。 坂元淳一
大変貴重な体験ができてよかったと思います。 篠崎敦
業界横断で将来の日本をどうしたいかという高い目線で議論でき、貴重な経験でした。 白神彰則
Aチームのラストスパートが凄く、さすがのチームでした。仲間に感謝です! 高橋円
鹿児島から参加し、地方ではできない繋がりを持つことができ、とても嬉しく思いました。 田村多江子
企業の枠を超えた議論や日本の未来を考える機会をいただきとても新鮮で貴重な経験となりました。加えて、業界を超えたつながりが出来たのが嬉しいですし大事にしたい。 長野哲也
企業の垣根を越えて、2030年像を真剣に議論できた、とても貴重な場でした。 長谷川史樹
様々な分野の方の話が聞けてとても刺激的な一年でした! 藤原亮介
通信インフラやベンチャー企業など知識と経験豊富な方々との議論は大変楽しく刺激になりました! 松永薫

B team

日本電気株式会社
江頭公平

ソニーグループ株式会社
加藤康之

株式会社安藤・間
我那覇未来

株式会社JTB
鎌田奈緒美

株式会社日立製作所
神崎元

三菱電機株式会社
坂田修一

楽天モバイル株式会社
佐藤瞳

株式会社NTTドコモ
澁谷直幸

富士通株式会社
高橋知寛

日本電信電話株式会社
中村公宜

KDDI株式会社
能登将成

ソフトバンク株式会社
矢吹歩

メンバーそれぞれの強みを出し合うことで新しい価値を見出せると感じました。 江頭公平
電機業界の立場で参加して、通信業界の同世代と議論でき、ビジネスでの視野が広がりました。 加藤康之
同世代の優秀な仲間たちに多くの刺激を頂きました。楽しい学びの時間でした! 我那覇未来
異業種メンバーとのディスカッションは非常に刺激的でした。 鎌田奈緒美
この活動をきっかけに新しいことに挑戦していきたいです。 神崎元
将来の通信業界を担うリーダー達とレベルの高い議論ができ、成長できました。 坂田修一
国家戦略という普段の業務とは異なるスケールの視点での企画立案は非常に良い経験でした。 佐藤瞳
企業の枠を超えて国家視点で10年以上先の社会を議論するのは至福の時間でした。同志と全力でより良い未来を実現します。 澁谷直幸
業界内外の同世代の方々と繋がりを持てただけでなく、日本の未来にワクワクできるような提言ができ、大変有意義でした。この提言を今後に繋げていくことが重要であると考えています。 高橋知寛
会社・立場は異なれど、共に将来への熱い想いを持った同志と今後も挑戦し続けます。 中村公宜
会社の垣根を越えた同世代のメンバーと、将来に向けたビジョンから・政策提言への落とし込みと、貴重な経験でした。 能登将成
およそ9ヶ月の活動でしたが、毎週のように同年代の有志で集まって議論を進めるなど、非常に濃い9ヶ月でした。対等な立場で様々な考えのメンバーと議論できたことが勉強にもなりましたし、楽しく参加できました。 矢吹歩

スペシャルサポーター

市嶋洋平(株式会社エクサウィザーズ マネージングエディター 元日経BP シリコンバレー支局)
大坂吉伸(株式会社リバネス 戦略開発事業部 部長)
宍戸常寿(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
須永順子(クアルコムジャパン合同会社 代表社長)
砂田薫(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主幹研究員)
平栗拓也(三菱商事デジタル戦略部 部長 兼 MCデジタル代表取締役社長 兼CEO)
西内律子(トヨタ・コニック・アルファ株式会社)

Beyond 5G新経営戦略センター 運営委員メッセージ

今回のこの取り組みを通じ、各リーダーと総務省や運営委員などが交流する機会を持てたことは非常に有意義だった。仕事とは人との繋がりでするもの。ここだけに終わらず、社内に留めず、社外の方々との関わりを常に大事にしながら今後も進めてほしい。

楽天モバイル株式会社 内田 信行 氏

それぞれ本当に力強く元気のでる内容だった。災害時にはフェーズフリーなのか、フェーズチェンジなのか大きなコンセンサスづくりが必要になる。分身のような発想もウェルビーイングの向上とはなにか、日本的価値観に留まらない発想が必要。各チームともさらなる検討に期待する。

日本電信電話株式会社 川添 雄彦 氏

ワクワク感、皆が実現したいという思いが伝わってくる。2025年に向けては、ToBeを意識し、「実現したいこと」を中核にすすめるべき。また、日本での成功事例をグローバルに展開することを考える上で、日本が勝ち組になる為には日本のポジションが極めて重要になる。その点も一層検討を深めていただきたい。

日本電気株式会社 河村 厚男 氏

力強い提言に頼もしさを感じる。経験体験が異なるメンバーが集って議論できる場は非常に価値がある。 世界で広く使われるために、文化や考え方が異なる国々に受け入れられるよう、日本にとどまらず、海外の人の意見やそれらの経験を持つ人々の意見なども取り入れ、さらに発展させてほしい。

KDDI株式会社 佐藤 達生 氏

社会課題を解決して行きたい、日本の競争力を、強みを活かして高めていきたいという思いの詰まった提言である。 実現に向け、行政やサービス利用者などより広い関係者を含めた議論を期待。企業の垣根を越えた活動の場は創発、育成という観点で極めて有用。今後も続けていただきたい。

三菱電機株式会社 佐藤 智典 氏

短期間に深く考察され進化した。特にBチームの発表は、破壊的なイノベーションなんだと感じることができた。今は突飛に思える発想も将来にはいつしか実現する。総務省にはこのような検討が国家戦略として継続、議論になるような場、委員会などをぜひ作っていただきたい。

弁護士法人内田・鮫島法律事務所    鮫島 正洋 氏

魅力的な提言である。今後の検討として、Aチームに関しては、災害時に通信制限が行われると、デジタルツインのためのセンシング情報が減るかもしれないが、通信制限下でどう対応するか。Bチームに関しては、分身の普及で経済や社会の有効工数比率が上がると、メンタルや身体という時間短縮できないところが過負荷になるかもしれないが、幸福度の追求をどうするか。そのような観点でも継続議論を期待する。

ソニーグループ株式会社 島田 啓一郎 氏

今回提言いただいた「新たなビジョン」はとても興味深く、将来の可能性を感じる内容でした。多様な背景を持つ次世代リーダーの皆さんならではのフレッシュな視点でアイデアがまとめられており、それぞれの主張を踏まえた協創議論の素晴らしい成果であると感じます。リーダーズフォーラムのような個社の垣根を超えた活動の成果の発信・活用が、新たな事業創出につながることを期待しています。

株式会社日立製作所 鈴木 教洋 氏

足元の課題に基づく具体的な提言で素晴らしい。産業界を超える社会を超える企業を超える、さらに人間の枠を超える、様々なものを超えていく発想。2030年代の日本初や世界を変える大きなヒントがたくさんあると感じた。是非とも次につなげていってほしい。

株式会社NTTドコモ 谷 直樹 氏

非常に興味深い。日本において災害時にも平時にも、より結束を高めるという視点でこのような会合をさら全産業に広げていく必要がある。労働生産性が下がる中、分身によって幸福度を上げていくには法的な責任の定義なども必要だろう。さらなる深堀りを期待。

ソフトバンク株式会社 佃 英幸 氏

このような企業を越えた取り組みは非常に貴重な機会であり、将来の糧になる。このつながりを大事にしてほしい。Beyond5Gでは産業を越えた通信利用が広がる。今後は、ユーザーサイドの参加をさらに強化して取り組みを進めていただきたい。

一般社団法人電波産業会 西岡 誠治 氏

提言いただいた二つのプラットフォームに共通するところは、災害などの社会問題を解決するため、日本特有の社会的倫理観や、日本が今まで背骨としてきたものを確認し、プラットフォームを構築するということが、日本の世界への貢献につながり、最終的にビジネス展開できるというところにある。スタートは技術の話だが、最終的には日本の強みが何なのかということが明確になり、かつ企業の方に共有できたことが大きな成果だと思う。
重要な点は、真剣に多くの方が、企業、年齢等を超えて膝を突き合わせてディスカッションすること。スクラムを組むというのが日本にとって重要なファクターになる。
今後、この二つの提言が政策提案されることを期待している。

京都大学 大学院情報学研究科 原田 博司 氏

国際標準化の舞台でも、災害やパンデミック対応、スマートシティの実現など様々議論されており、この提言が活かせる場はたくさんある。また、今後は欧米だけでなく、アジア太平洋地域における日本の戦略が求められている。国際連携協調を踏まえたビジネスと標準化の活用も忘れず検討願いたい。

一般社団法人情報通信技術委員会 前田 洋一 氏

今回の総務省を中心に、官民一体となって、社会課題を掘り下げ、企業の枠を超え、その施策を検討し提言する事に価値があり、提言も非常に興味深い。特に俯瞰的に施策が考えられている点が素晴らしい。今後も、このような活動が、継続的に出来る環境づくりに対して貢献したい。

富士通株式会社 水野 晋吾 氏

知財・標準化を考えるにあたっては、経営戦略全体を考える必要がある。そのためには,これから何をやるべきなのか、これからこういうことをやっていくべきなのかを明確にすることを最初に行うべき。その上で必要に応じて知財標準化等に落とし込んでいく。
今回、企業やその企業の中で部署といった垣根を超え、集まっていただき,大きな視点で議論いただいこと自体が素晴らしい。このようなチャレンジングな場を作っていただいたことに御礼申し上げる。非常に多様性のあるユニークな場だ。このような場が、やがて大きな動きへとつながっていくことを期待している。

東京大学 大学院工学系研究科 森川 博之 氏

将来の大きなことを考えるうえで、既存の概念にとらず、頭を一度クリアにして考えていただきたかった。また、横の連携、企業の枠を超え産業の枠を超えた横の連携をしっかり作っていただきたかった。これは確実に皆様に実現いただけた。 素晴らしい提言をまとめていただいたと驚いている。
わかりきった内容を無難にまとめるなら簡単。たとえ議論を呼んでも、もっと尖った内容の話をやらなければ意味がない。その期待に大きく応えていただいた。この発想をさらに広げ、Beyond5Gの大きな戦略をどう作っていくか、さらなるブラッシュアップに期待する。
このようなユニークな場を作っていただけたこと、感謝申し上げる。

東京大学 大学院経済学研究科 柳川 範之 氏